北極や南極など極寒の世界から熱帯雨林まで世界各地を旅し、巨大生物の生態にカメラが密着。大きな体で生き抜くのは想像以上に試練の連続だ。
氷点下の世界で生き延びるためホッキョクグマは脂肪を蓄えなくてはならない。しかし地球温暖化の影響で足元の氷は薄くなる一方だ。
舞台はインド。モンスーンの時期になるとアジアゾウは食料を求め、水に覆われていない高い場所へと移動する。渓谷で暮らすトラは縄張りを確保するのに必死だ。
ボルネオ島ではオランウータンとテングザルの子育てに密着。樹上の生活に適応するには訓練が必要だ。下の川ではワニが待ち構えている。
アフリカのサバンナ。世界最大の鳥ダチョウのオスが抱卵する様子や、食料や水を得るのにもひと苦労するキリンの姿を捉える。
ロッキー山脈では短い夏の間にハイイログマが冬眠に備えて体重を増やし、一帯の支配権をめぐって激しい戦いを繰り広げる。
アフリカの内陸デルタでは乾期が近づく中、カバのオスが家族を守るため奮闘する。
研究対象として世界的に有名なオスのローランドゴリラ「マクンバ」。最盛期を過ぎた今、ジャングルの王として君臨し続けるには新たな方法を見つけなくてはならない。
イングランドよりも広大なブラジルのパンタナール。オオカワウソの母親は天敵ジャガーに狙われる中、子供たちを懸命に育てる。
繁殖地の浜辺に戻ってきた体重4トンのゾウアザラシ。昨年は王者として君臨していたが今年は競争が激化しそうな気配だ。
食料を求め、コククジラの母親は子供を連れて哺乳類の中で最長の旅に出る。