我々の病気を見つけるのは、目の前にいる主治医だけではない――病の原因を探り、レントゲンやCTで病変を写し出す放射線技師、さらには、画像を読影し、病気を診断する放射線科医という者たちがいる。彼らが身を置くのは放射線科、“ラジエーションハウス”! そこで働き、患者の病、ケガの根源を見つけ出す“縁の下のヒーロー”たちの戦いを描く!
我々の病気を見つけるのは、目の前にいる主治医だけではない――病の原因を探り、レントゲンやCTで病変を写し出す放射線技師、さらには、画像を読影し、病気を診断する放射線科医という者たちがいる。彼らが身を置くのは放射線科、“ラジエーションハウス”! そこで働き、患者の病、ケガの根源を見つけ出す“縁の下のヒーロー”たちの戦いを描く!
唯織の予測通り、正一の症状はうつ病ではなく、半年前の自転車追突事故によって起きた脳の髄液漏れが原因だと判明。専門医を呼び手術を行うことになるが、正一の容体が急変する。一方、小野寺は息子から、友達がだるいからと急に学校に来なくなったと相談される。
3カ月前にも骨折の疑いで検査に訪れた1歳の赤ちゃんが、再び検査に訪れる。一方、杏の父で元院長の正一が病院の様子を見に来る。うつ病を患う正一は病院をふらふらと歩いていると、突如頭痛に襲われる。唯織は杏に検査を打診するが、頭痛の原因は精神的なものだからと断られる。
エスカレーターを転げ落ち、頭部を強打した杏は検査の結果、経過入院することに。しかし、唯織は他にも検査を重ねるべきだと辻村に訴える。一方、大学病院の教授である辻村の父の依頼で、大物政治家が検査入院という名目で入院してくる。だが、検査は何もしないという。
けいれん発作で救急搬送されてきた久美のMRI画像で“ブライトツリーアピアランス”という、脳が木の枝のように光る箇所が見つかる。杏は唯織が見つけた数々の病変を思い返し、その手腕の高さに悩み始める。そんな中、小児科で季節外れのハロウィーンパーティーが開催される。
軒下は病院で、中学の同級生の真貴と志朗に出くわす。真貴は乳がんの疑いで再検査を受ける必要があるが、予約が取れず“検診難民”となっていた。軒下は志朗から、順番を優先してほしいと頼まれるが、特別扱いできないと断る。そんな中、志朗は唯織に相談を持ち掛ける。
鏑木が取材協力した医療小説が配られる。杏が辻村と小説について楽しそうに話しているのを見た唯織は、早速読み始める。そんな中、腹痛を訴える少女が運び込まれ、脾臓の損傷が認められる。少女の体に傷を残さないため、杏は画像下治療を提案する。
威能は、遺体にCTやMRIで死因を究明する“Ai”のスペシャリストだと判明。そこへ、公園で倒れていた少年・直樹の遺体が運び込まれる。外傷がない直樹の死因をAiで特定しようとするが、直樹の両親は検査を拒否。唯織は、第一発見者の直樹の弟・雄太と近所に住む山村から話を聞く。
放射線科でがむしゃらに頑張る裕乃だが、雑用や勉強に追われて空回り。チームに迷惑を掛けたくない裕乃は、唯織が自由な行動ばかりすることにいら立つ。杏も裕乃を心配する中、仲間とバンドを組む美月が、解散ライブを前に肩の痛みを早く治したいと訴え検査に来る。
家族にがんの病歴がある今日子が、乳がんの検査で来院する。杏は乳腺密度の濃い「デンスブレスト」という体質に気付きつつも、診断書には“異常なし”としか記さなかった。そんな中、唯織は今日子を追い掛け、「超音波検査を受けて」と勧告する。だが、効率を優先する杏は唯織を注意する。
小野寺が、膝の痛みを訴える健太郎のレントゲンを撮る。その帰り道、病院の前で健太郎の母親・美佐子が腹痛を起こし、急患として運ばれてくる。小野寺は、美佐子が以前、副腎皮質がんを患い通院していたことを思い出す。唯織は美佐子に、検査を受けるよう説得する。
レントゲンやCTで患者の病やけがの根源を見つけ出す放射線科を舞台に、窪田正孝が天才放射線技師を演じる。唯織は思いを寄せる幼なじみ・杏に再会したい一心で生きてきた。唯織は杏が放射線科医として働く病院に勤め始める。唯織が再会に喜ぶ中、有名な写真家が搬送されてくる。