―――迫りくる“見えない恐怖”から、あなたは決して逃れることが出来ない…
―――迫りくる“見えない恐怖”から、あなたは決して逃れることが出来ない…
記者のかの子はある失踪事件を追っていた。かつて自分を指導してくれていた先輩記者が、ある日突然目の前に現れた『沼』に沈み、消えた事件。手掛かりを探すうちに、似たような現象を訴える人々が多いことに気が付く。長い時間をかけて事件の真相に迫る中、かの子に見えてくる真実とは…。
地元の友人が亡くなったと聞いて通夜にやって来た久保田。だが会場についてみると信じられないことが起きていた。どうやら亡くなる直前に友人は自分が「祟られている」と言っていたらしいのだが…
都会の学校から転校してきた小学生・直哉。クラスメイトから裏山に遊びに行こうと誘われ行ってみると、そこには願いを叶えてくれるというお堂があった。クラスメイトに言われるがまま、早速、願い事をする直哉だったが…。
荒んだ日々を過ごす昭雄。ある夜、寂れたゲームセンターを見つけ、ふと入ってみると、そこには一台のクレーンゲームが。昭雄はかつて息子と遊んだ過去を思い出し、クレーンゲームに夢中になっていくのだが…。
車好きの義昭がたまたま通りかかった中古車センターで見かけたのは、昔から欲しかった車種。即決を条件に格安で手に入れることができた憧れの車だったが、家族を乗せてドライブを始めたところ、おかしな現象が起きはじめ…。
ある夜、とある公園で一体の銅像が盗まれた。台座に残されていたのは銅像の両足首だけ。翌朝、公園の管理人が途方に暮れていると、朝焼けの逆光の中こちらに向かってくる人影が現れ…。
バイトに明け暮れる苦学生の理沙は、コスメの話題で盛り上がるクラスメイトの楽しそうな姿を横目で見ていた。自分との格差を感じ、ため息まじりに手のひらを見つめる理沙だったが、ほんの出来心で、つい他人の持ち物に手を伸ばしてしまった…。