ネオ翔龍で相次ぐ連続狙撃事件。雑踏の中でターゲットだけを正確に撃ち抜くテクニックや、狙撃ポイントが割り出せない点など、凄腕のスナイパーの仕業であることは明らかだった。単なるテロリストではなく、B.R.A.Iの可能性を感じたジェイは、パンドーラに調査を指示。だがダグだけは、どこか乗り気ではない様子で……。
ある事件を追って、ネオ翔龍市街へ潜入したパンドーラのメンバーたち。クロエが捜査についてきてしまうというアクシデントはあったものの、個々に捜査を開始する。だが、謎の少女が、彼らの様子を見つめていた。やがてレオンは量子反応を察知して追跡を開始。辿り着いた先に、その少女――フィオナが佇んでいた。
クイニーの仇敵ワンは、飛行型B.R.A.I鳳雛を伴って現れた。これに対抗するため、レオンはハイパードライブによるクイニーの機体の強化を進言する。だがクイニーは、「己の中龍さえ飼い馴らせずにいる」と、この申し出を断るのだった。そのころ鳳雛は傷ついた翼を自ら切り落とし、新たな進化を遂げようとしていた。
ネオ翔龍の大型輸送機が何者かに破壊された。レオンは機体の残骸から、航空機を越える鳥型B.R.A.Iの仕業だと推測。ジェイはその考えを現実的ではないと否定するが、常識を超えるスピードで進化するのがB.R.A.Iだとレオンは説く。その頃、ワン、Mr.ゴールド、ジーク、フォーの4人は、ネオ翔龍への侵攻を開始しようとしていた。
数日前に出現した大型B.R.A.Iは、ネオ翔龍に向けて侵攻を開始した。絶対防衛ラインを次々と突破していく強大な力に、総力戦で挑むが為す術もないネオ翔龍軍。いよいよネオ翔龍間近に迫った大型B.R.A.Iに対し、ジェイは超大型量子砲「無極砲」の使用を決断。しかし、レオンはその決定に異を唱え、自らの危険を顧みずMOEVでの出撃を志願する。
ハイパードライブ――それはレオンが生み出したB.R.A.Iに対抗する人類の切り札。大型B.R.A.Iをたった1機で倒した力を目の当たりにした姫は、さっそくシステムの量産化を指示する。だがジェイは、レオンが開発したシステムに懸念を抱いていた。ジェイは厳しい条件を課して、ハイパードライブの導入テストを容認するが……。
マシンの新たなる力を引き出し、大型B.R.A.Iを圧倒するレオン。ネオ翔龍すら破壊しかねない強大な力は、レオンの研究の成果によるものだという。ハイパードライブ――それは異常な進化を続けるB.R.A.Iに対抗するための最期の切り札。その力を目の当たりにしたケインは、レオンたちにある提案を持ちかける。
ネオ翔龍近郊のバラックで暮らすレオン・ラウは、妹のクロエとともに日々をたくましく過ごしていた。量子リアクター研究者であるレオンは、「翔龍クライシス」によって突如世界に生み出された特異進化生物B.R.A.Iに対抗するべく、独自の研究を続けていた。だが予期せぬ大型B.R.A.Iの襲来が、レオン達の運命を一変させる。